2サイクルエンジンを語る
2007年3月15日
正直、自分は、このエンジンを語れるほど博識ではありません。
だけど、なんか4STにはない潔さが大好きです。
そもそも、2サイクルエンジンっていうのは、普通の4サイクルエンジンと最大に異なるのが
カムがありません(笑)かなり単純な構造です。その分、パワーロスがなく、小さい排気量で、
高出力が得られます。イメージ的に、4サイクルの半分の排気量で同じくらいの馬力が出ると思います。
たとえば、レーサーになりますが、ヤマハの市販レーサーTZは、わずか250ccでも現在90馬力
をたたき出しています。また、構造が単純なため、エンジンが非常にコンパクトで軽量になります。
軽量コンパクトで、高出力パワーなので、当然そのフットワークは、期待できます。
その昔、2ST250がナナハンキラーと呼ばれるのもうなずけます。
(今の最新750は厳しいですね)
ただね、いいことばかりではありません。構造が単純ゆえ、燃焼効率が悪い。つまり、燃費や
環境に非常に宜しくない。俺の好きな2ST 250の生産が終了した最大の理由が環境問題だからね・・・
イメージ的には、4STに比べて半分以下の燃費でしょうか(汗)また、4STに比べて
エンジンの寿命が短く、焼きつきやすいというわがままぶりです。
俺がバイクを好きになりだしたころやそれ以前は、安くて速いバイクというのは、
2STだったし、すごい庶民的な印象もあったんですね。今は、プレミアムですけど(汗)
なんていうのかな、カムなんて余計なものは、いらねーし、スムーズさもいらねー
ただ、回せば、誰よりも速い。燃費や環境?知らん。その代わりマメにメンテしろよ。
という、手の係り具合と、急にパワーがでてくるエンジン特性もあいまって体感速度も速く
かなりエキサイティングする。本当に楽しいエンジンだと思います。
もちろん、そうはいっても、今は、エゴよりエコの時代ですし、エコは必要なことです。
ただ、こんなに面白いエンジンが消えつつあることが非常に切なくなる瞬間ですよね。
でも、500ガンマとかが、白煙をあげてかっとんでいるのをみると素直にかっこいいと思いますよね。
今年でRG50γに乗ってから9年たちましたが、ずっと2ストにγに乗り続けているのは、
ひとえに2ストエンジンの面白さがあるからだと思います。